エステティシャンって大変そうなイメージがあるけど未経験からでも目指せる?
エステティシャンの仕事でなにが大変なのか具体的に教えてほしい!
ブラックな印象もあるけど実際どうなの?
本記事ではこのようなお悩みにお答えします。
- 業界経験者が解説する【未経験者が感じるエステの大変さとその現実】
- 実際にエステティシャンが大変だと感じること3選
- エステサロンの本当の大変さを理解する方法【5STEP】
未経験でエステティシャンの大変さを検索されているあなたは、きっとエステティシャンという仕事に興味を持っている・なりたいなと感じているのではないでしょうか?
10年程、エステの会社で人事担当をして感じるのは、サービスの性質上なのか職種名の割に仕事の中身が知られておらず、未経験の方にはエステの大変さが伝わりにくい&キャッチし辛いということ。
そのため大変さの本質がわからないまま入社し、本来なら頑張れる能力のある方も予想外の大変さに驚いてしまい退職になってしまう…なんてことも少なくありません。
本記事では、そのような退職を避けるためにも一般的にエステが大変だと思われる理由や実際の大変だと感じる内容をお伝えし、さらに未経験の方がエステの大変さを理解する方法を解説します。
- エステ業界10年目
- 人事担当にて年間100名以上のエステティシャンを面接・採用しています
結論からお伝えすると、希望のエステサロンの業態を理解して→サロンの施術を受けるのが効果的です。
本記事を読むことで、
未経験者がエステティシャンのなにが大変かを理解することができ、そのあとのアクションに無駄なく移すことができます。
ネットで一般的に言われている大変さを眺めるだけでなく!
実際に今回解説する方法でエステという仕事の理解を深めてぜひエステティシャンとして活躍する一歩を踏む出してください!
業界経験者が解説する【未経験者が感じるエステティシャンの大変さとその現実】
未経験者が感じるエステティシャンの大変さは大きく3つあると感じています。
- 専門知識と技術が必要だから
- 美容業界自体にブラックなイメージがあるから
- 職場の人間関係が怖そうだと感じるから
1つづつその理由と、実際のところを解説していきます。
理由①:専門知識と技術が必要だから
エステ職未経験の方がまず一番に感じる大変な理由はその専門性です。
知識・技術ともに今までの人生で学んだことも経験したこともない方がほとんどなので、知らないことに対して”大変さ”を感じてしまいます。
技術習得は簡単ではありませんが、知識については皮膚学や栄養学などの身近なものが多いので飲み込みやすく、興味をもって学べる分野になり思っていた以上に楽しく学べている方が多いです!
理由②:美容業界自体にブラックなイメージがあるから
次に大変そうと感じる理由には美容業界自体のブラックな働き方のイメージではないでしょか?
一昔前は「長時間のサービス残業」「ありえないノルマ」「研修時間は給与がでない」…などの労働基準法の枠を超えたブラックフルコンボな働き方もありニュースでも多く取り上げられていました。
しかし、エステに限らず業界全体で働き方については見直しが行われ、令和の現在ではかなり改善されたなぁと感じます。
残業時間やノルマについても訴えられないようにかなり厳しく管理されています!(すぐ拡散されちゃいますからね)
求人サイトの会社側も労働環境が悪い会社を掲載しないように、働き方や今までの訴訟歴などを確認しているので大手求人企業に掲載されているサロンであればまず安心していただいて大丈夫です。
理由③:職場の人間関係が怖そうだと感じるから
女性が多く集まる職場だと、どうしてか人間関係が悪そうというイメージが拭えないんですよね。
これも結構改善されました。
昔は、派閥~とかパワハラ~に近いものあったなと感じることも多かったですが時代と共にサロン側で注意・指導が繰り返され今では逆に上司が部下に気を使ってることが問題になっていることも。
見ている感じは、エステティシャンって美容好きの集まりだし好きなことが一緒なため話題に困らず情報交換したりしている方々が多いですよ。
ただし傾向としては体育会系よりの雰囲気です。(とくに痩身サロンは)
↓こちらではエステティシャンに向いている人を解説しています。
現役エステティシャンたちが本当に大変だと感じること
未経験の方が感じる大変さが全くないわけでもありませんが実際に働きている現役のエステティシャンが「大変だ」と思うこととは少しだけズレがあるのも事実です。
現役エステティシャンたちが「大変」と感じることまとめました。
- 結果を出すこと
- 体力勝負なこと
- セールス
わたしも入社当初は外側のイメージに引っ張られて大変なことを検討していましたが、実際にはもっと仕事の中身に近い部分に大変さを感じているスタッフが多かったです。
結果を出すこと
- 見た目
- 数字(体重やサイズ)
- 売上
エステティシャンは常にこの3つの結果を意識しなくてはなりません。
見た目や数字については技術の部分も大きいので、未経験の方が大変だと思う理由の1つもここからきていると思います。
お客様は結果を求めてエステというサービスに料金をお支払いいただいているので、結果を出すことについてはなによりもこだわらなければならないのです。
ただし、結果を出すことはエステ職にかぎらずどの仕事にも求めらえるのでエステだから大変というわけでもないかなと感じます。
体力勝負なこと
ほとんどが立ち仕事ですしシフト制なので体力勝負な部分があります。
ただしサロン業態によって体の負担加減は異なっていて、脱毛やフェイシャル専門だと、ボディエステに比べて体力が必要なかったりします。
体力を使うってなんだか肉体労働で「嫌だ」と感じる人もいると思いますが個人的には、エステの醍醐味はボディエステだとは感じるんですけどね。
ちなみに一番体力を使うのが、オールハンドサロンです。
セールス
エステティシャンを目指す人で、この部分が抜けている人結構いるんですが営業(セールス)が仕事内容であります。
知識や技術習得も大変ですが、営業するのが苦手・なかなか思うように販売できないって大変さを感じるエステティシャンは多いです。
もしかすると一番大変な部分かもしれません。
しかし、セールスで得る売上結果は、お客様の結果を出す次に達成感を感じやすく、場合によってはインセンディブで収入がUPするので”やりがい”に変化していくこともあります。
営業が絶対無理!って人は、癒しメインのセラピストを目指すことをお勧めしますが、高収入で稼ぎたい!って方は苦手意識突破していくと、同年代よりも稼げるようになります。
せっかく専門知識持つんだから初めはセールスありのエステに入社してみて、苦手だな~と思ったら経験者としてセラピストの道に転職しても良いと思います。
関連記事はこちら↓
未経験者が早期で辞めてしまう1番の理由
それでは実際にこの「大変なことたち」が、未経験エステティシャンの退職理由になっていると思いますか?
答えはNOです。
人事担当なので、退職希望のスタッフともかなりの人数面談を繰り返してきたわたしが感じた一番の退職理由、それは↓↓↓↓↓↓↓
思っていたのと違う
未経験者が入社後に早期で辞めてしまう1番聞く理由がコレ。
「思っていたのと違う」
思っていたサービスと違う・思っていた客層と違う・仕事内容がなんか違った(←?)など…
求人票を改善する・面接の際に仕事内容の説明をいれるなど工夫はしてきましたが、やはりエステサロンの求人って未経験の方には伝わりにくい&大変さがキャッチし辛い傾向にあります。
理解した上で入社すれば、ある程度の大変さや職種特有の厳しさは覚悟の上で頑張れるのですが、予想外なところからの大変さや想像していた仕事内容とのギャップには人間負けてしまうのです。
大変なことをちゃんと理解すれば、覚悟をもって入社し経験を積んで活躍することもできるし、逆に合わないと判断できれば貴重な時間を転職活動に割かずに方向転換することも可能なのです。
エステティシャンの大変さを理解するには…?
じゃあ、具体的に大変さを理解する方法ってなに?
具体的に大変さを理解する方法は、
- 希望のエステサロンの業態を理解すること
- 希望のサロン業態の施術を受けること
このたった2点を抑えることです。
未経験者がエステティシャンの大変さを理解する方法
❶:希望のエステサロンの業態を理解すること
エステティシャンと一言でいってもサロンによって施術目的やサービス内容はかなり異なります。
- 痩身エステティシャン
- フェイシャルエステ
- 脱毛エステティシャン
- ブライダルエステ
- リラクゼーションセラピスト
- オールハンドエステ など…
まずは、自分がエステティシャンとしてどのような美容のサポートでお客様に寄り添っていきたいか方向を決めましょう。
1つに絞らなくても1番希望は痩身エステティシャン、2番目はセラピストで…などでもOKです。
サービス業態を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
セラピストとの違いが曖昧な方はこちらもどうぞ
❷:希望のサロン業態の施術を受けること
ある程度、希望が定まったら、実際にそのサービスの施術を受けてください。
受けるときの注意点は
- 自分が相手にしたい顧客層のサロンに行くこと
- 本命のサロンは外すこと
痩身エステを希望して、とりあえず安いところに体験に行ってみるじゃあ意味ないですよ。
できる限り本命サロンと似たエステサロンにしてください。
価格帯や施術内容(例えばマシンのみなのか、ハンドと組み合わせているのか)、コース時間など…。
似ているエステサロンでお客様目線と働いている側目線で施術を受けるのがポイントです。
- 何人ぐらいで回しているのか
- 同じ時間帯で予約は入っているのか?
- 施術の内容は体力がいりそうなのか?
- マシンは重いのか?
- 提案してくるコースの金額やセールス具合
- 自分もエステティシャンとして働きたいか…など
実際に体感することで大変だと感じる部分をリアルにキャッチすることができてきます。
なぜ本命サロンは外すの?
本来であれば一番良いのは本命サロンです。
しかし、施術体験は原則、コースの契約を検討しているお客様のためのものであって仕事内容を理解したい方のために用意しているわけではありません。
仕事を理解したい気持ちを隠して体験したとしても後になってわかるので心象が悪いです。
サロン求人にコース見学や体験が可と表記されている場合もありますが、見学は面接のときと同日であったりコース体験はほぼ内定が決まった人に向けて行うことが多いです。
未経験者が本命サロンの大変さを知る方法
遠回りしないで本命サロンの大変さを知ったり施術を受けたりしたいんだけど方法はない…?
実際にわたしのサロンで応募前に施術を受けたい希望があり、施術体験に至ったケースがあるんですが、それが転職エージェント経由でエージェントの会社からの依頼の場合です。
ただし、エージェントから非常に良い方だというプッシュがあり先に本人了承の上、履歴書を拝見して承諾しました。
ポイントは、本人からの希望ではなくエージェントという第三者からのプッシュがあったことです。
逆を言うとあなたの転職活動に第三者を絡めると、要望が通りやすくなったり情報収集の効率を上げることができます。
サロンの繁忙時期や人員状況でもちろん断られることもありますが、そのような相談も可能なので興味のある方は転職エージェント経由でサロン見学や施術体験を申し出てみてください!
おすすめの転職エージェントは 就職Shop
\ 転職エージェントを /
そのほか、エステティシャンへの転職におすすめのエージェント会社のまとめはコチラ↓
未経験者がエスティシャンを目指すときのよくある質問
未経験の方がエステティシャンを目指すときによくいただく質問をまとめました。
疑問①:美容専門学校は卒業した方がいいの?
今高校生で進路に悩んでいる人以外は、特に気にしなくて大丈夫です。
エステのお仕事は資格が必須ではないため、無資格未経験からでも応募できるサロンが多くあります。
そのため、あなたの最終学歴が高卒でも短大でも大卒でそこまで気にする必要はありません。
ただ資格はエステティシャンに転職してからでも良いので取得をしておきましょう!
いま高校生の方や美容専門学校へ進学を検討中の方はぜひ学校で学んでくださいね!
エステティシャンを目指す上でおすすめの学校一覧はこちら↓
疑問②:サロンの研修だけで技術は身につくものなの?
働きながら研修して、専門的な知識や技術が習得できるか不安になりますよね。
技術に関しても、習得は可能です。
ただし、そのサロンで行われている施術の技術を習得できるということなので、広範囲での基礎技術については、それこそ学校やスクールでの習得が望ましいでしょう。
ただし、技術や手技はサロンの数だけ存在しますし、経験者であってもサロンが変われば1から学ぶ勢いで技術を練習するのでみんなスタートは一緒です。(ただし経験者の方がもちろん習得は早い)
特に大手サロンであれば、スタッフ人数もそれなりに揃っていたり教育担当の部門があったりもするので充実した研修制度を希望するのであれば大手サロンを選ぶことをおすすめします。
疑問③:何歳ぐらいまで未経験スタートが可能なのか?
痩身系のエステを想定するなら40前後がギリです。
体力使う&スタッフが40歳以下の場合多いのでチームワーク取りやすくしたいという採用側の意向を考慮するとそうなります。
ただし、もちろんサロンのお客様層によって異なるので気になるサロンがあればぜひ応募してみてください。
セラピスト系はスクールやオンラインで資格を取得して業務委託やアルバイトからスタートする、エステティシャンもバイトやパート採用を狙うなどで年齢幅が広がる場合もあります。
バイト求人ならこちらがオススメ→tenichi
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まとめ
本記事では、一般的にエステが大変だと思われる理由や実際の大変だと感じる内容をお伝えし、さらに未経験の方がエステの大変さを理解する方法を解説しました。
現役エステティシャンたちが大変だと感じることは以下の3つ
- 結果を出すこと
- 体力勝負なこと
- セールス
ただし大変さはサロンやエステ会社のサービスごとに代わってくるので、希望のエステサロンの業態を理解して→サロンの施術を受けるのが効果的です。
希望サロンの施術を受ける場合は、転職エージェントを経由して相談してみましょう。(おすすめの転職エージェントは 就職Shop)
あたながエステティシャンの大変さを理解し、その上でエステティシャンとしてだ一歩を踏み出せることを心から祈っています。
本記事が少しでお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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