【徹底解説】エステティシャンとセラピストの違いは?仕事や資格の違いを紹介

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エステティシャンとセラピストの違いってなに?
どちらを目指せばいいの?

エステ求人で見かけるカウンセラーってどんな仕事?

以上のような、エステティシャンとセラピストの違いや仕事内容についての質問にお答えします。

結論から先にお伝えすると

見た目のケアはエステティシャン

内面のケアはセラピスト

サロンによってどちらの名称も使われるので職種名で仕事内容を判断するのはNG

「思っていたのと違う」とならないように応募方法は転職エージェントの利用しよう

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本記事の内容
  • エステティシャンとセラピストの違い
  • 求人に掲載されているエステの職種名を解説
筆者の紹介
  • エステ会社で
    10年採用を担当
  • 年間面接数は
    100件以上の対応

エステティシャンとセラピストの違いについて理解したい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

目次

エステティシャンとセラピストの違い・特徴について

どちらもお客様のお身体のお悩みを解決するお仕事ですが、ケアの対象に違いがあります。

それぞれのメインケアの特徴

エステティシャンは「見た目」ケア、セラピストは「内側」ケア

エステティシャンの特徴

エステティシャンは「見た目」を中心したお悩みの解決を行います。

エステで解決したいお客様のお悩み

  • ダイエットして痩せたい
  • 肌をキレイにしたい
  • 脱毛したい
  • ウェディングドレスをキレイに着たい…etc

エステティシャンは「美しくなりたい人」に対して仕事を行います。

セラピストの特徴

セラピストは「内面」を中心としたお悩みの解決を行います。

セラピストで解決したいお客様のお悩み

  • 疲れを癒したい
  • リラックスしたい
  • 身体のコリをほぐしたい…etc

セラピストは「身体の調子を整えたい人」に対して仕事を行います。

エステティシャンとセラピストの違い:仕事内容

お悩みを解決するという目的は一緒ですが、対象のケアの違いにより仕事内容が異なります。

それぞれの違いについて解説します。

エステティシャンの仕事内容

セラピストと異なるエステティシャンの特徴的な違いは以下です。

  • 体重や見た目の明確な目標設定がある
  • コースや商品の営業提案が発生する
  • 水回りの清掃がある

体重や見た目の明確な目標設定がある

エステサロンではお客様とエステティシャンが定めれた期間の中で体重や見た目の目標を設定しダイエットを行います。

目標の体重やサイズダウンにならない場合は、なにが原因かを考え改善提案も必要になります。

セラピストと異なり、エステティシャンには数値的な管理が必要となります。

コースや商品の営業提案が発生する

エステはコースを購入するスタイルが主流なので購入に伴う営業提案が発生します。

水回りの清掃がある

エステは汗をかく施術が多いのでシャワールームやパウダールームがあるのも特徴の一つです。

そのため、セラピストのサロンに比べて排水溝の掃除などもサロンワークの中に含まれてきます。

セラピストの仕事内容

体の柔軟性に注目する

セラピストは癒しや疲れを解消する目的で利用するお客様が多いため、コリやほぐしを中心としたケアや改善を目標とします。

そのためお客様の体の柔軟性や筋肉の硬さに注目したカウンセリングや施術が多いです。

限られた時間内でのカウンセリングと施術

エステと比べると短い時間でコリや疲れを取りたいお客様の来店が多いため、お悩みの把握と適切な施術が求めれます。

予約なく来店されるお客様も多いので適時サロンの状況に応じてお客様に対応する柔軟性が求められるのも特徴の一つです。

「疲れを癒す」ことがメインなのでサロン雰囲気はゆったりとしていますが、マッサージはパワーを使う内容が多いです。

エステティシャンとセラピストの違い:施術の違い

それぞれの施術の違いを紹介します。

エステティシャンの施術

エステは「見た目」を中心としたケアを行います。

ボディであれば燃焼効果や体のラインをキレイに見せる目的の施術が多いです。

エステの施術内容
  • ボディトリートメント
  • キャビテーションやEMS
  • 光脱毛、ワックス脱毛
  • 美容機器マシン …etc

セラピストに比べてエステは痩身や脱毛効果を求めるため、マシンを使うサロンが多いです。

セラピストの施術

セラピストは「内面」を中心としたケアを行います。

比較的、肩・背中・腰・足裏などツボが多い箇所への施術が多くあります。

セラピストの施術内容
  • アロマトリートメント
  • リフレクソロジー
  • ヘッドセラピー
  • ハンドマッサージ …etc

エステとの大きな違いでは、マシンを利用することはほとんどありません。

エステティシャンとセラピストの違い:働く場所

「美」と「癒し」は密接ですが、目的に合わせて働く場所にも以下のような違いがあります。

エステティシャンの働く場所

デパートや高級ホテル、結婚式場などの場所が多いです。
サロンによっては商業施設の中になるものもあります。

エステティシャンが働く場所
  • エステサロン
  • ホテル施設
  • ブライダルサロン

内装はラグジュアリーな雰囲気が多いです。

セラピストの働く場所

セラピストはエステと比べると比較的フラットに行ける施設が多いです。

セラピストが働く場所
  • アロマセラピーサロン
  • スパや温泉施設
  • スポーツクラブ


コンセプトにもよりますが、アジアンテイストな内装が多いです。

エステティシャンとセラピストの違い:必要な資格

実はエステティシャンとセラピストは、どちらも仕事を行うのに必須な資格はありません。

サロンによっては資格がなくても採用しているところもあります。

しかし、美容やヘルスケアの業界でお仕事をするのであれば業界資格の取得をおすすめします。

働きながら取れる資格もあるので、あなたの専門知識を広げる目的でぜひ取得をめざしてくださいね。

資格についてはこちらの記事もご覧ください。
【エステティシャンに資格はいらない?】おすすめ資格の難易度や費用を紹介

ちむすけ

それぞれのおすすめな資格を紹介します。

エステティシャンの資格

  • AJESTHE認定エステティシャン(一般社団法人 日本エステティック協会)
  • AEA認定エステティシャン(一般社団法人 日本エステティック業協会)
  • CIDESCO(シデスコ)国際ライセンス

取得には認定校へ通い、定められた時間数のカリキュラムを修了する必要があります。

取得後は上位資格を目指しキャリアアップを目指します。

セラピストの資格

  • リンパセラピスト(一般社団法人 リンパ・アロマセラピスト協会)
  • アロマテラピー(公益社団法人 日本アロマ環境協会)
  • リフレクソロジスト

エステティシャンと異なり試験条件が特に定められていないのが特徴です。

上位資格を目指すよりも別の資格を取得してキャリアップを目指します。

エステティシャンとセラピストの違い:目指すための学校

それぞれの職種を目指すための学校の種類を紹介します。

エステティシャンを目指すための学校

美容専門学校や業界資格の取れるスクールがあります。

6か月~2年程通学して資格の取得を目指します。

中には最短1日で取得できる資格もあるので業界未経験者は一度挑戦してみることをおすすめします。

働きながら取れるエステティシャンの資格3選【初心者が1日で取れる資格を紹介】

セラピストを目指すための学校

エステティシャン同様に美容専門学校もありますが、スクールや通信講座での取得が主流です。

習得するまでの授業時間が全48時間などのため、比較的早く資格を取得できます。

エステティシャンとセラピストの違い:求められるスキル

エステティシャンの求められるスキル


エステティシャンは高いコミュニケーション能力が求められます。

ダイエット目的のお客様が多いため、1回の施術の変化よりも決められた期間でどれだけ体に変化を出すのかが重要です。

数か月以上のお付き合いになるため、高いコミュニケーションスキルでお客様のモチベーションを持続させなければなりません。

セラピストの求められるスキル

セラピストは即効性を感じられる高い技術力とパワーが求められます。

「その日の疲れを今癒してほしい」と願うお客様が多いセラピストは、施術した前と後で体に変化を出さなければなりません。

ボディマッサージは比較的パワーが必要な技術が多いため、技術力と合わせて力が必要になります。

エステティシャンとセラピストの違い:給料

正社員での給料では、エステティシャンとセラピストどちらも16万~22万前後です。

業界にいて感じるそれぞれの給料の特徴について紹介します。

エステティシャンの給料

インセンティブで高収入が期待できます。

サロンにもよりますが、契約内容の金額に合わせてインセンディブで収入をアップできるのがエステです。

カウンセリング力が試されますが、20代前半で年収500万円を実現させたエステティシャンもいますよ。

エステティシャンの給料についてはこちらの記事もご覧ください。
【最新版】エステティシャンの給料の平均は?手取り額を完全解説

セラピストの給料

業務委託の雇用形態があればセラピストは時給2,000円以上が狙えます。

セラピストは単発の施術が多いため業務委託で雇用されるケース多くあります。

業務委託であれば限られた時間でしか働けない方やすでに特定のリピーターがいる場合は比較的、高時給で必要な時間だけ勤務することができます。

エステはお客様に一定期間通っていただく必要があるので業務委託の雇用形態は基本ありません。

エステティシャンとセラピストの違い:求人や仕事の見つけ方

実は求人におけるこの2つは、ほぼ違いがありません。

エステティシャンとセラピストはどちらも国家資格が存在しておらず、業務範囲や仕事内容の定義は明確ではありません。

そのため、エステサロンやリラクゼーションサロンでは「エステティシャン」と「セラピスト」両方の職種名で求人が出されるケースも多いです。

※各サロンの違いについては、こちらをご覧ください。
【初めての方必見】エステサロンの種類と特徴のまとめ

求人の職種名における注意

サロン職はさまざまな名称で求人に掲載されています。

ちむすけ

実際に求人で掲載されている名称を簡単にまとめます。

エステティシャンとセラピストの求人でよく使われるエステ職種名称

エステやセラピスト職は明確な仕事の区分がないため、さまざまな呼称で求人に掲載されています。

一部にはなりますが、よく使われている名称をごしょうかいます。

❶ エステティシャン

求人で一番よくみかける職種名です。

掲載されるサロンの種類
  • ボディ(痩身)エステサロン
  • リラクゼーション系サロン
  • 脱毛サロン
  • ブライダルエステサロン

➋ セラピスト

リラクゼーションサロンでよく使われる職種名です。

「もみほぐし」や「アロマトリートメント」がメインですが求人では、ボディ(痩身)エステサロンでも利用されることが多いです。

セラピストと掲載されている求人でも仕事内容をよく確認しておきましょう。

❸ 受付カウンセラー

総合転職系情報サイトで掲載されているエステ職で見かける名称です。

「受付カウンセラー」という名称から「フロント職」の印象が強いですが、実際は施術を含む仕事内容のケースが多いです。

比較的、脱毛サロンの求人でよく見かける職種名になります。

応募される場合は、仕事内容をよく確認しておいてください。

❹ 美容カウンセラー

クリニックの求人でよく使われる名称です。

しかし、

「エステティシャン」や「セラピスト」よりも未経験の方が挑戦しやすい印象を持ってもらえるように「美容カウンセラー」という名称を使うサロンがあります。

新卒専門の求人サイトなんかでは、ボディ(痩身)エステや脱毛エステがこの名称で求人を掲載していることが多いです。

こちらも仕事内容には施術が含まれている場合があるので求人票をよく確認しましょう。

まとめ

本記事ではエステの職種名を解説しました。

エステティシャンとセラピストは、違いはあるものの求人では同じ仕事内容の場合があるので、求人票の仕事内容をよく確認してご自身に合うサロンを見つけてくださいね。

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この記事を書いた人

エステ業界10年目。

新卒・中途問わず、未経験からエステティシャンを目指す方に向けて、
業界ならではの資格や面接についてなど!役立つ情報を発信していきます。

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